瓦屋根の雨漏り原因|北九州雨漏り修理なら㈱トラストホームへ
北九州市にお住まいの皆さまこんにちは。雨漏りSTOP専門店㈱トラストホームです。
今回は瓦屋根の雨漏り原因についてご紹介します。
瓦屋根の構造
瓦屋根から雨漏りが発生する原因を知る前に、瓦屋根がどうやって雨水を防いでいるのか瓦屋根の構造を知る必要があります。瓦があることで、雨の侵入を防いでくれていると思っていませんか?実は雨から家を守っているのは瓦だけではないのです。瓦の下には「防水シート」と呼ばれるものがあり、その防水シートが雨水の侵入を防いでくれています。
瓦屋根のメンテナンスは必要?不要?
瓦屋根はメンテナンスが不要だと耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
瓦屋根は実際に、耐久力が非常に高く50年~100年保つものがあります。瓦自体のメンテナンスは不要ですが、実際は瓦の他の部分【漆喰や木材・防水シート】など様々な副材が使用されているので、それらのメンテナンスは必要になります。
いくら瓦本体が50年保つといっても先に防水シートの耐用年数は約25年なので、先に防水シートが限界を迎えてしまいます。そのため、瓦本体だけではなく、副材のメンテナンスが必要だということを覚えておきましょう。
瓦屋根の主な雨漏りの原因や対策について
瓦屋根は非常に長持ちする屋根の為、外見から見る分には何のトラブルもないように感じます。ですが、実際は建材が劣化をし限界を迎えていることも多い屋根材と言われています。
家を建ててから20年ほど経過している場合は、一度専門の業者に劣化状態などの調査を依頼してみましょう。不具合があれば、必ずメンテナンスを行うことが大切です。
それでは、瓦屋根の雨漏りが起きる主な原因をそれぞれご紹介します。上の目次からページに飛んでご覧ください。
瓦屋根の主な雨漏りの原因と対処法
瓦の破損やズレ
台風や暴風・豪雨などの何らかの原因で瓦が破損したり、浮いたり、ズレたり、割れてしまったりすると、その部分から雨水が侵入し、さらには防水シートが劣化していると雨漏りが発生します。古い瓦屋根は、地震の際に倒壊を防ぐために瓦を外せる仕組みとなっているため、ズレやすくなります。
瓦が破損やズレる原因 ・台風時に飛んできた飛来物が当たり破損 |
対策方法
瓦の割れやズレが発生した場合、瓦を修復するだけではなく、瓦下の侵食部分も補修が必要になります。ちょっとしたズレなどを放置すると、屋根全体まで侵食されていくので、少しでもズレを確認した場合は早めに修復しましょう。
漆喰の不具合
瓦屋根には瓦と棟の隙間に「漆喰(しっくい)」と呼ばれものが詰め込まれています。漆喰があることで、雨水の侵入を防いでくれています。この漆喰が雨風や台風なので剥がれたりすると、雨水が漆喰の内側にある土に侵入してしまい、土が流れでて棟が湾曲していきます。
対策方法
漆喰が剥がれたり割れたりした場合、劣化した漆喰を取り除いて新しい漆喰を詰め直す必要があります。棟の変形がひどい場合や瓦が割れている場合はその部分だけ瓦の交換を行います。
各板金・谷板金の劣化
屋根が重なったりして谷ができるような形状になっている場合「谷板金」というものが取り付けられます。谷板金には、屋根に降った雨水を集め雨樋に流す役割があります。屋根の中でも負担が大きい場所です。板金は劣化すると錆びて穴が開きます。穴が開くとその箇所から雨水が侵入し雨漏りの原因へつながります。
対策方法
板金が錆びている場合は、新しい板金に取り替えることで雨漏りを防ぐことができます。早めに板金を取り替えることで、雨漏りを防ぎトータル的な金額を抑えることができるので、早めに対処しておきましょう。
棟瓦の歪み
瓦屋根の棟部分には棟瓦が高く積まれています。
棟瓦は頂上部分になるので、地震の揺れや強風の影響を受けやすく歪みが生じる場合があります。その歪んだ部分から雨水が侵入すると、雨漏りを引き起こす原因となります。
対策方法
地震や強風後には必ず棟瓦部分を確認し歪んでいないかチェックしましょう。歪みがある場合は早めに業者へ相談しましょう。
屋根土の浸食
土葺き工法の瓦屋根は、瓦の下に大量の土が敷かれており、その土が雨水の侵入を防いでくれています。しかし中にある土は長年の風や雨により少しずつ土が流れ出ていきます。そうすると、土が減る分痩せていき、だんだんと雨水が土の下にある杉板に到達し、杉板が腐食し雨漏りを引き起こします。
対策方法
定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。長年メンテナンスを行っていない場合は、一度瓦を取り外し、土を取り除いて野地板や防水シートを補修することで雨漏りを防ぐことができます。
防水シートの破損や劣化
1981年以降に建てられた瓦屋根の家は、土葺き工法ではなく、引掛け浅瓦葺き工法で施工されていることが多い為、瓦の下には土ではなく、防水シートが施工されています。この防水シートにも耐用年数があるため、少しずつ侵入した雨水による劣化は避けることができません。この雨水の侵入を放置してしまうと腐食が進み雨漏りを引き起こす原因となります。
対策方法
防水シートの平均的な耐用年数は15年~20年です。家を建ててから15年をめどに防水シートの張り替えをおすすめします。
雨樋の劣化
雨漏りの原因で見落としがちなのが【雨樋】です。雨樋はゴミや落ち葉、砂などが蓄積されると排水能力が低下し、溢れた水が外壁から内側に侵入する場合があります。
また、雨樋が破損していたり、穴が開いている場合も要注意です。台風や強風などで傾斜が変わったりと、雨樋の不具合も雨漏りつながる原因となります。定期的にメンテナンスや掃除を行いましょう。
対策方法
雨樋のつまりを解消することで、雨漏りを防止することができます。最低でも半年に1回は雨樋の掃除を行いましょう。時に庭木が多いご自宅や山の近くに住んでいる方は意識しておきましょう。
施工不良
屋根を修理する際に施工業者が取り扱いや構造を熟知していない場合、正しい工法で施工ができず、場合によっては雨漏りを引き起こす原因となります。雨漏りの原因が特定できていないのに、適当に隙間をコーキング材で塞いでいたりと、水の流れを止めたり変えたりしてさらに悪化させてしまう恐れもあります。屋根の施工不良で多いのは防水シートの施工手順の間違いや、天窓まわりの防水手順の間違いなどです。施工不良による雨漏りは原因を特定するまでに時間がかかりますので、雨漏り専門業者などのプロに任せるようにしましょう。
対策方法
築10年以内の家は施工した業者へ連絡をしましょう。保証で直してもらえる場合があります。また無償での修理になったとしても、修理の際は原因をしっかり特定してもらいましょう。
瓦屋根からの雨漏りの応急処置
瓦屋根から雨漏りが発生した時、ついつい自分で瓦屋根の修理をしたい!と思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?今ではホームセンターに行けば豊富な修理用品が揃い、手順も動画などで知ることができます。ですが、ご自身で屋根の雨漏り修理を行うことはおすすめできません。なぜなら、屋根の修理は高所での作業が必要となり、自分で行う場合は足場もなく転落事故を招く危険性があります。どんなに経験のあるプロの職人でも足場のない屋根での修理は行いません。安く済ませたい気持ちもわかりますが、必ず業者へ依頼しましょう。
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