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ウレタン防水における水ぶくれの原因と対策方法

マンションや戸建て住宅の屋上やベランダの防水工事は、建物を長持ちさせるために欠かせない重要な作業です。しかし、ウレタン防水を施工しても、経年劣化や不適切な施工によって「水ぶくれ」が発生することがあります。この水ぶくれを放置すると、雨漏りや防水層の劣化を招き、建物に深刻な影響を与える可能性があります。

本記事では、ウレタン防水で水ぶくれが発生する原因、そこから生じる問題点、そしてその効果的な対処法について詳しくご紹介します。

見積り

ウレタン防水とは?

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布して硬化させ、防水層を作る工法です。屋上やベランダ、バルコニーなど、住宅のさまざまな箇所で広く利用されています。

ウレタン防水の主な特徴は以下の通りです:

  1. コストが抑えられる
    他の防水工法に比べて施工費用がリーズナブルで、予算を重視する方に最適です。

  2. 重ね塗りが可能
    既存の防水層を剥がさず、その上から施工できるため、リフォームや補修工事にも適しています。

  3. 柔軟性に優れる
    柔軟性が高く、建物の動きや振動に追従するため、ひび割れを防ぎやすいのが特長です。

ウレタン防水で水ぶくれが発生する原因

ウレタン防水は優れた防水工法ですが、施工や環境の問題によって水ぶくれが発生する場合があります。その主な原因は以下の3つです。

1. 下地処理の不備

下地処理が不適切だと、ウレタン樹脂と下地の密着性が悪くなり、水分が入り込むことで水ぶくれが発生します。

  • ・乾燥不足:下地が十分に乾燥していないと、水分が蒸発する際に膨れが起こることがあります。
  • ・汚れの付着:下地に油分やゴミが残っていると、樹脂がうまく密着せず水ぶくれの原因になります。
  • ・プライマー不足:下地と樹脂を密着させるためのプライマーが適切に塗布されていないと、隙間ができる可能性があります。
2. 外部からの水分浸入

施工後、防水層の破損箇所や継ぎ目から雨水が浸入すると、水ぶくれが発生します。また、湿気の多い環境では、防水層内に水分が溜まりやすくなる場合もあります。

3. 気温や湿度の影響

施工時の気候条件も水ぶくれの原因となります。高湿度や雨天時の施工は、内部に水分が閉じ込められやすく、膨れを引き起こすことがあります。

水ぶくれから生じる被害と対策

● 水ぶくれによる被害
  1. 雨漏りの発生
    膨れが進行すると防水層に亀裂が入ることがあり、そこから雨水が侵入して建物内部に被害を及ぼします。

  2. 防水層の剥離
    水ぶくれが広がることで防水層が剥がれ、防水機能が大幅に低下します。

  3. 見た目の悪化
    屋上やベランダなど目に見える部分に水ぶくれが発生すると、美観が損なわれ、建物の価値が低下する可能性があります。

● 効果的な対策方法
  1. 部分補修
    膨れが小規模の場合は、その部分のみを切開し、水分を除去して補修する方法が有効です。

  2. 全面的な防水補修
    水ぶくれが広範囲に及んでいる場合や、防水層が剥がれた場合には、防水層全体を補修する必要があります。

  3. 防水工法の変更
    ウレタン防水の劣化が著しい場合は、シート防水や塗膜防水など、別の防水工法を検討することも選択肢の一つです。

まとめ

ウレタン防水は費用対効果に優れた防水工法ですが、施工不良や環境条件によって水ぶくれが発生するリスクがあります。水ぶくれを放置すると建物の寿命に悪影響を与えるため、早期の点検と適切な対処が大切です。

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